自分以外に抱っこされるのが嫌で嫌でたまらない・・・。これって私が変なの?
目次
長いようで短い妊娠期間を過ぎて、待ちに待った出産。
「これから赤ちゃんと幸せな生活を送るんだ!」
そうキラキラしてたはずなのに、何故が赤ちゃんを他の人に抱かれるのが嫌で嫌でたまらない。
可愛がってくれているのは頭では分かってるのに、どうしてこんなにイライラするんだろう。
産後、こんなことを思ってしまう自分を責めたり、辛くなったりしていませんか?
わたし自身の体験談を踏まえて、まとめていきたいと思います。
▷まずは、妊娠中から産後のママの体の変化を知ろう!
ママの体は妊娠とともに、2つの女性ホルモンが徐々に増え続けます。
そのホルモンは分娩時にピークを迎え、分娩を終えるとジェットコースターのように急激に落下していきます。
分娩に向けて少しずつ、少しずつ、増え続けていた女性ホルモンが一気に減少することで、ホルモンバランスが崩れ、心身ともに不安定な状態になってしまうのです。
それによって、産後はイライラしやすくなったり、涙もろくなったり、物忘れが増えたり、周りの人に攻撃的になったりするわけです。
わたし自身、ただでさえ物忘れがひどいのに、出産後は「ついに頭がおかしくなったんじゃないか・・」と本気で悩むほど、物忘れがひどくなりました^^;
▷産後のガルガル期って知ってる?
ガルガル期とは、子どもを産んだ母親が子どもを守ろうとするために起こる母性本能の一つです。
子どもを守ろう!とするために、周りの人に対して攻撃的になってしまうことを言います。
産後はホルモンバランスが著しく崩れるため、その症状がより強く現れてしまうこともあるようです。
ガルガル期は大体、産後8週目頃には落ち着くと言われているようですが、私は、産後6ヶ月ごろまでガルガル期から抜け出せませんでした。
▷ガルガル期の症状はどんな感じだったの?
私は赤ちゃんを抱っこされても苦痛に感じなかったのは、自分の両親と夫のみでした。
他の人に抱かれるのは、どうしても嫌で嫌でたまりませんでした。
「この子のことをみんな可愛がってくれているんだ!」と、頭の中では理解していても、感情がついてこないような感覚です。
特に、義理の母や、義理の姉などに抱かれてる時は「私の赤ちゃん取らないで!早く返して!」とイライラしたり、
夫の友人などに抱かれる時は「バイ菌がつくから抱っこさせたくない!」と、本気でそう思ってました。
さすがに言葉では「抱かせたくない!」と言えなかったので、イライラした態度を取ってしまったり、泣いてしまったりと周りから見てもかなり不安定だったと思います。
そして「なんでこんな気持ちになるんだろう・・・」と、自分自身でも分からなくて、当時はとても悲しくて苦しくて辛かったです。
そんな自分が嫌になり、自分自身を責め、良からぬ事を考えたこともありました。
今思えば、完全にガルガル期から産後うつ症状もあったのかなぁ・・・と思います。
▷ガルガル期から抜け出すためには?
自分がガルガル期なんだ!と気づけたママは、早く抜け出したい!と思うかもしれません。
”ガルガル期を抜け出すために”とか、”ガルガル期の対処法”とかをネットで調べてると、○育児のストレスを溜めない。○睡眠を十分に取る。○栄養バランス良い食事を食べる。などと、だいたい書いてあります。
しかし、私が経験して思うことは「時間が解決するしかない!」です。
睡眠、食事、ストレスフリーって、確かに良いことだとは思うけど、すでに心がけてるママが大半です。
赤ちゃんのために毎日を過ごし、大切に思っているからこそ、ガルガル期になるんです。
私が一番大切なことは、周りが理解してあげることだと思います。
でも、何も言わずに分かってもらうことは難しいので、まずは自分の言葉で伝えてみましょう。
まずは夫に。
夫がダメなら母に。母がダメなら親しい友人や、地域の保健師さんに。
私は言葉で伝えることが出来ず、(伝えようともしなかった)出産後に変貌を遂げた私に、義理の母も夫も驚き、私がなぜイライラして、不安定になっているのか全く分からなかったようです。
伝える時に、イライラして興奮してしまう場合は、紙に書いて読んでもらうことをお勧めします。・・・なんなら、このページを見せて読んでもらうのもいいかもしれませんね。
私は産後半年を過ぎ、ガルガル期から無事に脱することが出来ました。
今は、赤ちゃんが私以外の人と触れ合う姿を穏やかな気持ちで微笑ましく見つめることが出来ています。
▷まとめ
・ガルガル期になるのは、産後のホルモンバランスの変化のせいでママは何も悪く無い。
・ガルガル期は赤ちゃんを大切に思っている証。自分を責めないように。
・ガルガル期は必ず脱する時期が来る。それを信じて赤ちゃんとの時間を大切する。
・まずは自分の言葉で、今の感情を身近な人に伝えで協力を呼びかけてみる。
*ママが少しでも穏やかな心で育児に取り組めるように、応援しています。