不思議の国のアリス症候群って知ってます?
こんにちわ
早速ですが、不思議の国のアリス症候群って知っていますか?
これは、あまり知られていないようなのですが、実際にある症状で、研究なんかもされているようです。
・・・えっと、まずは【不思議の国のアリス】の物語を知っていますか?
「そんなの知らねえよ」という方のために、超簡単に説明したいと思います。
物語のあらすじは、”主人公のアリス”がウサギと出会い、そのウサギを追いかけて深い穴の中へ落ちてしまいます。落ちた穴の先は、見たことがないメルヘンな世界へと繋がっていて、そこでアリスが様々な体験をします。
自分自身の体が小さくなり周囲のものが大きく見えたり、逆に体が大きくなりバケモノ扱いされたり…。
ほかにも色々とあるのですが、ザっと説明するとこのような感じで、不思議で異次元な内容のお話しです。
不思議の国のアリス症候群とは、このような似た状態が幼少期に生じることからこんな可愛らしい名前がついたようです。
(私は大人になり、心理学や精神障害などを学ぶうちに初めて知りました・・・。)
そして私は、不思議の国のアリス症候群でした。
私自身は小学校低学年の頃、いつもの帰り道を歩いていると頭の中がふわふわするような、クラクラするような感覚に陥ることがありました。
(急になるのではなくて、あー来るなぁ。という感じで前兆みたいな感覚もありました)
実際にめまいがしてる訳ではないので、しっかりと歩くことはできます。
でも、頭の中がおかしいので立ち止まると、時間が止まって見えたり、周りの家が大きく見えたり、歪んで見えたりしました。
ときどき、音や声もスローモーションのように聞こえたりもしてました。
それと、これはごくたまに、だったんですが自分自身を上から見下ろしているような感覚もありました。
このような感覚は大人になった今でもはっきり覚えてるんです。・・・不思議。(アリスだけに)
調べてみたところ、この【不思議の国のアリス症候群】は様々な説があるようです。
- 脳の大脳皮質にウイルスが付着し炎症が生じ、それにより幻覚が見えた説
- 風邪や発熱により、一時的な記憶障害が起こった説
- また、自閉症スペクトラム障害やてんかん発作と類似している説
などがあるようです。。
わたしの場合は、母親に起こっていることを伝えても、「夢でも見てるんじゃないの」と適当にあしらわれて、話を聞いてくれませんでしたし、信じてもらえませんでした。
子どもだったので、言葉もへたくそで、うまく表現が出来なかったんだと思います。
だけど、あの頃は自分だけが変なんじゃないか・・。とか、不思議な感覚になるのが怖くて、すんごい悩んでいました。
大人になってから妹と「小学生のとき、こんな体験をしてた」と打ち明けると、
「え!実はわたしも同じだった!」と、まさかの返答がありました。
それを聞いて2人が同じような体験をしてたと分かったときは鳥肌がすごかったですw
・・・姉妹だったからなのかなあ。
この症状について調べていくと、こんな体験をする子供は感受性が豊かで想像力が高い可能性があるようです。
また、普段からストレスを常に感じていて、脳の疲労が引き起こした異常体験…とも。
たしかに、わたし自身は人の心の動きや表情を読むのが得意だったなぁ。
そして常に大人たちの顔色を伺い、子供らしくない子供だったと思います。
何も問題なくここまで来れたし、社会人として普通に働けているので自閉症スペクトラムとか、精神疾患だったとかは全くないと思います。
同じような体験をした方はぜひコメントください。お話し聞いてみたいです*